WordPressのオリジナルテーマ制作が動き始め、次に必要になったのは、サイトを彩る画像素材だった。
ヘッダー、ロゴ、プロフィール、カテゴリー画像。ChatGPTに依頼して、デザイン案の世界観に合わせた画像を一つずつ作っていく。柔らかな陽光が差し込む研究室に、モルアゥナと黒猫。出来上がった画像を眺めていると、殺風景だったWordPressが少しずつ居場所を取り戻していくように感じられた。
AI画家は、ときどき人体の常識を忘れる
もっとも、画像生成は思いどおりに進むことばかりではない。
モルアゥナの顎に添えた手を削除してほしいと頼んだはずが、不自然な姿勢になってしまう。首の傾きを直せば、今度は画像の縦横比が変わっている。パソコンを操作する自然な構図を求めて、何度か修正を繰り返すことになった。
以前には腕が増える怪事件まで経験しているのだから、AI画家の人体に対する理解は、ときどき独創的すぎる。
それでも、修正を重ねるうちに、少しずつ求めていた画像へ近づいていく。
こだわりは、人間の仕事として残る
AIは短時間で驚くほど多くのものを生み出せる。けれど、それが使えるものなのか、作品の世界観に合っているのかを判断するのは、また別の仕事になる。
便利だからといって、最初に出てきたものを何でも採用してしまえば、自分の作品でありながら、自分らしさが薄れてしまうかもしれない。
AIが作れることと、人間が納得できること。その間にある距離を埋めるのが、創作におけるこだわりなのかもしれない。
こうして、モルアゥナの腕も無事に二本へ落ち着き、NEWS LOGを彩る画像素材が揃った。
次はいよいよ、完成したテーマをサーバーへ送り込む準備に取りかかる。
次回 #4|Codexはサーバーの扉を開けられるのか
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